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予防接種(小児)について
私たちは、日常生活の中では、さまざまな細菌やウイルスが共存しているため、それに対する抵抗力がないと病気(感染症)にかかってしまいます。
予防接種とはワクチンを接種して、免疫(病気に対する抵抗力)を作ることにより、発病を予防したり、症状を軽くしたりする方法です。
生まれてすぐの赤ちゃんはお母さんから免疫をもらっていますが生後数カ月の間に自然と失われていくため予防接種で免疫をつくれるようにして感染症を予防しましょう。
ワクチンの種類
ワクチンには3つの種類があります。
- ①生ワクチン
- 生きた病原体の病原性を弱めたものを接種して、体の中で増やし免疫をつくります。
※生ワクチンを接種した日から次の接種を行うまでの間隔は、27日以上あける。 - ②不活化ワクチン
- 免疫をつくるのに必要な成分を病原体から取り出し、可能な限り毒性をなくしたものを何回か接種して免疫をつくります。
- ③トキソイド
- 細菌が産生する毒素だけを取り出して、毒性を弱めたものを何回か接種して免疫をつくります。
ダウンロードは
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定期接種と任意接種
定期接種とは原則的に受けたほうがよいとされるもので対象年齢内であれば無料です。
(対象年齢からはずれると有料になります)
任意接種とは希望によって受けるもので有料になります。予防接種のスケジュールをご参照ください。
※ながた内科クリニックで行っている予防接種の種類と費用を下に表記します。
予防接種を希望される方は診療時間内にお電話ください。同時接種(同日に数種類のワクチンを接種する)も行っておりますのでご希望の方はお申し出ください。
定期接種
ワクチン名 | 種類 | 定期接種費用 | 対象年齢以外での費用(税込) |
---|---|---|---|
MRワクチン(麻しん・風しん混合) | 生ワクチン | 無料 | 9,680円 |
水痘(みずぼうそう) | 生ワクチン | 無料 | 7,700円 |
2種混合(DT:ジフテリア・破傷風) | トキソイド | 無料 | 6,050円 |
日本脳炎 | 不活化ワクチン | 無料 | 6,600円 |
4種混合ワクチン(DPT-IPV) | 不活化ワクチン | 無料 | 11,000円 |
任意接種
ワクチン名 | 種類 | 費用(税込) | 公費負担の有無 |
---|---|---|---|
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎) | 生ワクチン | 6,050円 | 3,000円 (※6歳の3月31日までに接種する場合) |
B型肝炎ワクチン | 不活化ワクチン | 6,050円 | 2,700円 (※1歳未満に接種する場合) |
インフルエンザの予防接種について
インフルエンザ予防接種の料金
1回目 | 3,500円(税込) |
---|---|
2回目 | 3,500円(税込) |
65歳以上 | 1,500円(税込) |
ご不明な点がございましたら電話052-703-3773にてお問い合わせください。
各種助成制度にも対応しております。
ご加入の健康保険組合で助成制度がある場合はご相談ください。
今シーズンは全てのワクチンメーカーでチメロサールフリー(防腐剤が入っていない)のワクチン製造が行われておりません。
一般的なインフルエンザワクチン(4価)のみで対応させていただきます。
※PDF形式のファイルをご利用になるためには、Acrobat Reader(外部サイト)が必要です。
予防接種を受ける回数
インフルエンザワクチンは接種を受けるときの年齢によって回数が異なります。
- 1.生後6カ月以上13歳未満(2回接種)
- 接種間隔はおよそ2~4週間とされていますが、できるだけ4週間程度の間隔をあけて接種した方が免疫の獲得は良いと言われています。
また、1回目の接種時に12歳で2回目の接種時に13歳になっていた場合は、2回目の接種も12歳とみなして実施します。
(平成23年度より13歳未満の接種量は、世界の標準的な接種量と同じ量に変更されています。) - 2.13歳以上(1回または2回接種)
- 接種間隔はおよそ1~4週間とされていますが、できるだけ4週間程度の間隔をあけて接種した方が免疫の獲得は良いと言われています。
13歳以上であっても、基礎疾患(慢性疾患)があるために著しく免疫が抑制されていると考えられる場合は医師の判断で2回接種とすることもあります。
インフルエンザワクチンについて
現在日本国内で使われているインフルエンザのワクチンは「不活化ワクチン」と呼ばれています。
毎年WHO(世界保健機関)が発表する推奨株を基に、日本国内の専門家による会議にてその年の流行を予測・検討し、決定されています。
2015~2016シーズンからは、A型が2種類、B型が2種類の計4種類のインフルエンザウイルスに対応しています。
そのため、より多くの種類のインフルエンザウイルスによる重症化を防ぐことが可能になります。
予防接種の対象
インフルエンザの予防接種の主な目的は、高齢者や小児、基礎疾患を持っている人などの「ハイリスク者(インフルエンザに感染することによって重い健康被害に至る危険性が高い人)」が、入院や死亡などの重篤な状態になるのを防ぐことです。
乳児などインフルエンザワクチンの接種対象外の人、ならびにアレルギーなどのために接種が受けられない人以外は、すべてインフルエンザの予防接種の対象となります。
自分自身をインフルエンザの危険から守るため、周囲の人への感染を防ぐために、できるだけ予防接種を受けましょう。
インフルエンザワクチンの予防作用の持続期間
インフルエンザワクチンの作用の発現と持続時間には個人差があります。
一般にはインフルエンザワクチン接種後2週間目頃から5カ月間程度作用が持続するとされています。
予防接種を受ける時期
インフルエンザワクチンを接種してから抗体ができて予防作用が発現するためには、およそ2週間かかると言われています。
年によって異なりますが、一般的に日本では12月頃からインフルエンザの流行が始まることを考えると、12月頃までに接種を完了することが望まれます。
接種を受けることが適当でないと考えられる方(任意接種の場合)
- 明らかに発熱している方
- 非常に重い急性疾患にかかっている方
- 接種を行うインフルエンザワクチンの成分によってアナフィラキシー(※)を起こしたことがある方
- 上記の方のほか、予防接種を行うことが適当でない状態にある方
※アナフィラキシーとは、医薬品などによって引き起こされることのある急性の過敏反応です。
【ワクチン接種後の副反応】
接種から数日中に、注射した部分が赤くなったりはれたり、硬くなったり痛みが出ることがあります。
また、発熱や頭痛、関節痛、下痢、倦怠感などの全身症状がみられることもあります。
通常2~3日でこれらの症状は消えますが、心配な時は医師に相談しましょう。
また、ワクチン接種後の重大な副反応として、ショック、アナフィラキシー様症状(じんましん、呼吸困難、血管浮腫等)があらわれることがあります。
そのほとんどは接種30分以内に生じますので、その間は医療機関にとどまるか、医師とすぐに連絡がとれるようにしておきましょう。
B型肝炎の予防接種について
B型肝炎はB型肝炎ウイルス(HBV)の感染によって起こる肝臓の病気です。
乳幼児がHBVに感染すると、すぐには肝炎を起こさなくても、HBVが肝臓に住み着いた状態(キャリア)になりやすく、成人になった後に肝硬変や肝がんを発症したり、免疫が落ちた時に重症の肝炎(劇症肝炎)を引き起こしたりすることがわかっています。持続感染すると、継続的に経過観察をしていく必要があります。
B型肝炎ウイルスの感染経路
- HBVに感染しているお母さんが出産する際に、赤ちゃんが産道で血液に触れることで感染する垂直感染
- 周囲の人との接触(血液や唾液など)から感染する水平感染
垂直感染は妊婦さんの血液検査で対策を取っており、現在ではほとんどが予防されています。
水平感染は、対策が急務とされています。
予防接種の対象者
対象者①
母子感染予防の対象者、B型肝炎抗原陽性の母親から生まれたお子さん(母子感染予防:健康保険適用)。
●回数
生後12時間以内を目安に(生後12時間以降でも接種可能であるができるだけ早期に接種) HBIG(HBグロブリン:B型肝炎に対する抗体をたくさん含んだグロブリン)とHBワクチンを注射。さらに生後1カ月目、生後6カ月目にHBワクチンを注射します。
対象者②
対象者①以外の人(任意接種)
●回数
3回の注射(1回目から4週間後に2回目、更に、20~24週を経過した後に3回目)。
B型肝炎ワクチンの副作用について
倦怠感(だるさ)、発熱やだるさ接種部位の痛みなどが報告されています。
問題となる副作用の頻度は低いです。
肺炎球菌ワクチンについて
肺炎予防のためにできることのひとつに、予防接種があります。
肺炎球菌ワクチンは、肺炎球菌による肺炎などの感染症を予防し、重症化を防ぎます。
※ただし、肺炎球菌感染症の予防接種は、すべての肺炎を防ぐものではありません。
※また、MERS(中東呼吸器症候群)などウイルスによる感染症や、肺炎球菌以外の細菌による感染症は、肺炎球菌ワクチンでは予防することができません。(2015年6月23日追記)
肺炎球菌とは
日本人がかかる肺炎の中でも原因になりやすい「肺炎球菌」による感染症です。
肺炎球菌という細菌が感染することで起こる感染症のことです。「感染」とは、本来その菌がいないはずの部位に菌が住み着き増殖している状態で、何らかの病状があらわれた場合を「感染症」と呼びます。
成人では、その名のとおり、「肺」に感染して「肺炎」を起こすことが多いのですが、ほかに、菌血症/敗血症※1、髄膜炎※2などを起こすこともあります。
※1 菌血症/敗血症:血液から肺炎球菌が検出される状態で、重症の感染症。
※2 髄膜炎:脳や髄膜への肺炎球菌感染症。
成人が日常的にかかる肺炎の原因菌としては、肺炎球菌が一番多いといわれています。特に高齢者では肺炎球菌による肺炎などを予防することが重要になります。
2014年(平成26年)10月から、「肺炎球菌ワクチン」による、高齢者の肺炎球菌感染症の、定期接種の制度がはじまりました。
肺炎の原因菌の割合
高齢者肺炎球菌ワクチン
定期接種とは、「予防接種法」という法律に基づき自治体(市町村および特別区)が実施する予防接種です。
●この制度は、今まで成人用肺炎球菌ワクチン*を接種したことがない方を対象にしています。
*:23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン:ニューモバックス
●定期接種としての公費助成*が受けられます。
公費助成*:名古屋市では65歳以上であれば年齢に関係なく助成が受けられます。
詳細については『ながた内科クリニック』までご連絡ください。TEL052-703-3773
●肺炎球菌ワクチン接種料金(税込)
予防接種の助成対象年齢で初回接種の方 | 4,000円 |
---|---|
2回目以降の予防接種 | 9,680円 |
●肺炎予防に関するQ&A
肺炎予防に関するQ&A※外部サイトにリンクします。健康診断
事業主が従業員に実施することが法律で義務づけられている健康診断が一般健康診断です。
(労働安全衛生規則第43~47条による)
ながた内科クリニックで受けることができる主な健康診断は以下のものになります。
- 雇入時の健康診断
- 定期健康診断
- 名古屋市特定健康診査(特定健診)
- 名古屋市後期高齢者医療健康診査(後期高齢者健診後期高齢者健診)
- 名古屋市ワンコイン検診(1項目あたり500円均一料金)
※当院で検診を行う際は診察時間内にお電話にてご予約ください
雇用時の健康診断(労働安全衛生規則 第43条)
労働者を雇い入れた際は、以下の項目の健康診断を行わなければなりません。
健康診断項目の省略はできません。
検査項目
- 既往歴・喫煙歴・腹薬歴・業務歴の調査
- 自覚症状および他覚症状の有無の検査
- 身長・体重・腹囲・視力・聴力検査(1000Hz/30dB、4000Hz/30dB)
- 胸部エックス線検査
- 血圧の測定
- 尿検査(尿中の糖および蛋白の有無の検査)
- 貧血検査(赤血球数、血色素量)
- 肝機能検査(GOT、GPT、γ-GTP)
- 血中脂質検査(LDLコレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪)
- 血糖検査(空腹時血糖またはヘモグロビンA1c)
- 心電図検査
定期健康診断
1年以内ごとに1回、定期的に次の項目の健康診断を行わなければなりません。
検査項目
- 既往歴・喫煙歴・腹薬歴・業務歴の調査
- 自覚症状および他覚症状の有無の検査
- 身長・体重・腹囲・視力・聴力検査(1000Hz/30dB、4000Hz/30dB)
- 胸部エックス線検査、および喀痰検査
- 血圧の測定
- 尿検査(尿中の糖および蛋白の有無の検査)
- 貧血検査(赤血球数、血色素量)
- 肝機能検査(GOT、GPT、γ-GTP)
- 血中脂質検査(LDLコレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪)
- 血糖検査(空腹時血糖またはヘモグロビンA1c)
- 心電図検査
基本的には雇い入れ時の健康診断と同じ項目です。
※医師が必要でないと認める場合に省略できる健康診断項目
- A.身長測定(20歳以上の方)
- B.喀痰検査:胸部エックス線検査によって疾病の発見、結核発病のおそれがないと診断された方およびエックス線検査を省略された方
- C.胸部エックス線検査:40歳未満の方で下記に該当せず医師が認めた方
- 5歳ごとの節目年齢(20歳、25歳、30歳、35歳)の方
- 感染症法で結核に係る定期の健康診断の対象とされている施設で働かれている方
- じん肺法で3年に1回のじん肺健康診断の対象とされている方
- D.心電図検査、血中脂質検査、肝機能検査、貧血検査、血糖検査は35歳未満と36歳以上40歳未満の方について省略できます。
- E.腹囲測定:40歳未満(35歳を除く)の場合、妊娠中の女性その他の者であって、その腹囲が内臓脂肪の蓄積を反映していないと診断された場合、BMIが20未満である場合、BMIが22未満であって、自ら腹囲を申告した場合
料金について
ながた内科クリニックでは以下の料金で検診を行っております。
※当院で検診を希望される方は診察時間内にお電話にてご予約ください。
※下記料金は全て税込価格となります。
- 雇用時健康診断の料金:1~11項目の全てを施行した場合
- 12,700円
- 定期健康診断の料金:1~11項目の全てを施行した場合
- 12,700円
ご希望の検診項目を選択して行う場合は以下の料金(税込)となります。
追加検査はご要望があれば施行いたしますのでご相談ください。
問診・診察(聴診・血圧測定など) | 3,500円 |
---|---|
尿検査(一般) | 360円 |
胸部エックス線撮影 | 3,000円 |
血液検査 | 5,500円 |
血糖検査(空腹時血糖) | 150円 |
HbA1c(ヘモグロビンA1c) | 600円 |
血糖+HbA1c | 750円 |
便潜血検査 | 2,200円 |
名古屋市特定健康診査(特定健診)
※ながた内科クリニックで検診を行う際は診察時間内にお電話にてご予約ください。
目的
内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)に着目し、その要因となっている生活習慣を改善するための健康診査および保健指導を行い、糖尿病等の有病者・予備群を減少させることを目的としています。
対象者
名古屋市国民健康保険に加入されている方のうち、本年度中に40歳から74歳になられる方
健診内容
血液検査、検尿、血圧測定、身体診察、身体計測を行います。また、今年度4月1日時点で40歳・45歳・50歳・55歳・60歳・65歳・70歳の方は、心電図検査と貧血検査を追加して行います。
なお、胸部エックス線撮影等については、名古屋市が市民の方を対象に実施するがん検診(有料)で行っております。
費用
無料です。
名古屋市後期高齢者特定健康診査(後期高齢者健診)
※ながた内科クリニックで健診を行う際は診察時間内にお電話にてご予約ください。
目的
糖尿病や高血圧など、生活習慣病の早期発見を目的としています。
対象者
後期高齢者医療被保険者の方
(糖尿病などで既に医師の診察を受けている方も受けることができます。)
(注)受診時に本市以外で発行された後期高齢者医療被保険者証(保険証)をお持ちの場合は対象外となります。
(注)10月1日から翌年3月31日の間に後期高齢者医療の被保険者となられる方で、それまで名古屋市国民健康保険に加入されていた方は、国民健康保険の健康診査(特定健康診査)を受けてください。
健診内容
- 問診:服薬状況や喫煙歴など
- 診察:視診、触診、聴打診など
- 身体計測:身長、体重、BMI値(肥満度)
- 血圧測定:血圧
- 尿検査:糖、蛋白
- 血液検査
脂質検査(中性脂肪・HDLコレステロール・LDLコレステロール)
血糖検査(ヘモグロビンA1c・血糖)
肝機能検査(GOT・GPT・γ-GTP) - 心電図検査(注)
- 眼底検査(注)
- 貧血検査(注)
(注)7から9については、一定の基準のもとに、医師が必要と認めた場合に実施いたします。
費用
無料です。
ワンコイン検診(500円健診)
ながた内科クリニックでは名古屋市内在住の方を対象に、胃がん、大腸がん、肺がん・結核、前立腺がんのがん検診を通年で実施しています。自己負担金は、1つの検診につき一律500円です。ご不明な点やご予約を希望される方は診察時間内にお電話(052-703-3773)ください。
検診の項目 | 料金 | |
---|---|---|
胃がん検診 (経鼻内視鏡による検査) |
50歳以上の方が対象。2年に1回の検査になります (注1) |
500円 |
大腸がん検診 | 便潜血反応検査(2回法:便を2回検査します) | 500円 |
肺がん検診 | 胸部エックス線写真検査 | 500円 |
前立腺がん検診 | 血液検査(PSA測定:前立腺がん腫瘍マーカー) | 500円 |
(注1)ながた内科クリニックではバリウム検査は行っておりません。
※胃がん検診(経鼻内視鏡検査)の詳細につきましては
こちらをご覧ください。
がん検診無料クーポン券の送付対象となる方
大腸がん検診:当年4月1日の時点で40、45歳、50歳、55歳、60歳の方(男性・女性)
詳しくは、名古屋市のホームページをご覧ください。